2021年12月16日 18:29
ID-POSデータ分析をプラットフォーム化
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True Dataが12月16日、東証マザーズに新規上場を果たした。公開価格2,220円を下回る1,835円で初日の取引を終え、終値ベースの時価総額は84.6億円となった。

注目する理由: DX化の波は小売業や消費財メーカーにも押し寄せ、ビッグデータの詳細な分析を通じて消費者理解をさらに深めようとしている。長年蓄積した膨大な消費者データと分析ツールのプラットフォーム化は大きな参入障壁だ。

True Data 業績と予想

全国のスーパーやドラッグストアの消費者購買データを扱うビッグデータプラットフォームを運営し、小売業、消費財メーカーなどに提供。2022年3月期通期の売上高は13億円、営業利益は0.2億円を見込んでいる。

消費財メーカー向けと小売業向けのSaaS型データ分析ツールが主力サービス。POSデータに顧客属性を掛け合わせたID-POSデータが強みだ。購買データの蓄積は15年以上、年間レシート規模4.5兆円、年間アクティブ数は6000万人に上る。

消費財メーカー向けツールは約120社が導入し、業界首位。特にドラッグストアのID-POSデータの4割をカバーし、分析・活用基盤を一貫して提供できるプラットフォーム化したのが優位点。小売業向けツールもドラッグストアでトップシェアを獲得している。

今後他業種にも展開することで規模拡大を図り、両ツールで2023年度に売上高12~13億円を見込む。データ活用の横展開が可能なビジネスアナリティクス、広告分野にも進出し、同年度に4億円の売上高を目標とする。