2021年12月16日 18:03
戸建て住宅に追い風、首都圏進出が軌道に
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アールプランナーが14日、2021年2~10月期決算を発表。新型コロナの影響で戸建て住宅へのニーズが増え、売上高は前年比31.7%増の197.9億円、営業利益は同252.3%増の10.8億円。通期業績を上方修正した。

注目される理由: 製販一体の「住宅版SPA」として、デザイン・価格に強みを持つ商品をSNS、動画などデジタルマーケティングを駆使して潜在層に広くアプローチ。首都圏への進出で一段の成長を狙う。

アールプランナー 業績予想

東海エリアを地盤に戸建て住宅事業を展開。20~40代のボリュームゾーンでも購入しやすい建物価格(1800万円~2500万円)で優れたデザインと性能の住宅をコスパ良く提供している。

戸建住宅事業の売上高は前年比28.5%増。販売棟数(分譲+注文)は同31.7%の524棟と過去最高。ブランド力の向上により適正価格販売を徹底でき、利益率の改善が進んだ結果、セグメント利益は同86.8%の大幅増となった。

堅調な東海エリアに加え、首都圏エリアでの販売も順調に拡大。2022年には武蔵野、三鷹への新規出店を計画するなど、進出を加速する。クラウド録画サービスの導入やテスラ蓄電池の取り扱い開始など、テクノロジーへの目配りも忘れない。

2022年1月期通期の業績予想は上方修正し、売上高は277億円(前年比25.8%増)、営業利益は14億円(同123.7%増)を見込む。上方修正は今期2度目。首都圏への進出が軌道に乗り、増収に大きく貢献すると見ている。