2021年12月10日 17:24
「お母さん」をマッチング
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アクティブシニアによる家事代行サービス「東京かあさん」を提供するぴんぴんころりが、VCのANRIなどから8200万円を調達。累計1.5億円を調達した。元タレントの小日向えりさんによるベンチャーが、成長にエンジンをかける。

注目する理由: 共働き世帯が増え、家事代行のニーズも拡大している。一方で、介護が不要な65歳以上の高齢者「アクティブシニア」も増加。家事ニーズの高い家庭と、現役引退したシニアの労働力をマッチさせるビジネスは、成長余地が期待できる。

“歴ドル”として知られた小日向氏が2017年に創業。「お母さん」と呼ぶ専任のシニアワーカーが個人宅に訪問し、家事や育児をサポートする。東京を中心に、神奈川、千葉、埼玉で展開。これまでに、登録シニアは500人、累計マッチング数は300を超えたという。

話し相手や繕いものなど「“お母さん”ができることは何でも頼める」とする。家事代行サービスと異なり、依頼できる仕事内容を限定せず、その時やってほしいことを柔軟に依頼できるのが特徴だ。

CtoCではなく、「お母さん」と利用者の間に事務局スタッフが介入して調整する。「お母さんファースト」をうたい、ユーザーの支払いは「お母さんへの仕送り」と呼ぶ。

料金は、入会金5000円、月4回(10時間以内)の利用で2万4200円(別途、訪問費1回700円)。類似のサービスをおこなう公益の「シルバー人材センター」と比べると倍以上だが、民間の家事代行としては低価格帯に位置する。