62兆円市場のDXニーズ狙う
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ワークスアプリケーションズ・フロンティアが12月、親会社を引受先とする25億円の第三者割当増資を実施。体制強化により、建設業向けSCMソリューション製品の開発・拡販を目指す。
注目する理由: 国内建設業は62兆円規模ともいわれる巨大市場。DX化は加速しているが、アナログ作業も依然残る。同社は業界固有の会計基準などに標準対応することで、業界のDXニーズを一気に取り込む狙いだ。
ERP製品「HUE」シリーズを手がけるワークスアプリケーションズの持株会社化に伴い、会社分割で2021年4月に設立された。建設業向けSCMパッケージ「HUE SCM」の開発、販売・サポートを担う。
SCMとは「サプライチェーンマネジメント」のこと。建設業界では会計基準などが独特で、標準機能ベースで運用できるERPパッケージ製品が限られる。建設業向けERPもあるが、大手の複雑な業務要件を網羅できず、個別のカスタマイズが不可欠だったという。
HUE SCMは工事原価管理など、建設業特有の機能を標準実装。着工~竣工の損益情報まで一元管理できる。導入企業ごとの業務や要件を、標準機能として追加する計画で、顧客の増加とともに機能も増えることとなる。
既にファーストユーザーである大手建設会社で稼働・運用を開始。今後5年で15~20社への導入を目指す。