2021年12月01日 16:47
買収したSlackの連結を開始
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セールスフォースが11月30日、2021年8〜10月期の決算を発表。売上68.6億ドル(前年比27%増)、営業利益(Non-GAAP)は3,800万ドル(同83%減)。株価は時間外で6%超の下落となった。

重要な理由: セールスフォースはCRM領域、ひいてはSaaS業界を牽引する存在だ。CEOのマーク・ベニオフは売上、収益性、キャッシュフローともに力強い成長になったと豪語した。

株式報酬費用、減価償却費などを除いたNon-GAAP営業利益率は19.8%で前年同期と同水準。9か月間のフリーキャッシュフローは34.7億ドル(前年比68%増)にのぼった。

Salesforce 売上高

今四半期より「プラットフォーム他(Platform and Other)」セグメントの一部を「Data」セグメントとして分割して開示。一年半前までさかのぼって内訳を明らかにしている。

プラットフォーム他セグメントは今四半期からSlackの連結が開始、売上高は12.8億ドルとなった。このうち2.76億ドルがSlackで、この影響を除く19%増収となる。

通期売上予想は263.9〜264億ドルへと上方修正(前回予想:262.5〜263.5億ドル)。来期の売上予想は317〜318億ドルとした。