Twitter、「創業者ドリブン」な会社を卒業
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Twitterは11月29日、現在CEOを務めるジャック・ドーシーの退任を発表。自身もその考えについてツイートした。後任にはCTOのパラグ・アグラワルが全会一致で指名された。
重要な理由: ジャック・ドーシーはTwitter創業者の一人で、そのユニークな人柄からファンも多い。言わば「会社の顔」でもある同氏が会社を去ることは、今後の経営上も大きな意味を持つ。
ドーシーは「会社が創業者を離れる準備が整い、私はTwitterを去る決断をした」と表明。公開された書簡では、「創業者ドリブンな会社には致命的な弱点がある」と持論を展開、その限界を打ち破るべく努力してきたという。
CEO職を引き継いだアグラワルは2011年に入社し、2017年からCTOを務めた。長く共に働いてきた経験もあり、その信頼は深いことをドーシーは強調した。
独立取締役会議長(Independent Board Chair)としてブレット・テイラーを選任。テイラーはセールスフォース社の社長兼COOで、かつてFacebookのCTOを歴任した(いいね!ボタンを考案したとされる)。2016年からTwitterのボードメンバーに名を連ねている。
Twitterは今年2月、2023年に売上75億ドルを目指す野心的な計画を表明。「開発スピードの倍増」も目標の一つに掲げたが、そこで重要な役目を担ったのもアグラワルだった。