2021年11月24日 12:46
建設DXで19億円調達
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プラント設計の自動化などを行う建設DXベンチャー・Arentは24日、約19億円の資金調達を発表。SBIインベストメントをリード投資家とする第三者割当増資計12億円とみずほ銀行・りそな銀行などからの約7億円の融資を実施した。

重要な理由: SBIインベストメントの北尾吉孝代表は、Arentの3D CADの自動設計技術・数学的知見を評価。コマツが5月にDX支援会社を設立するなど、建設業界でもDXの機運が高まっている。

Arent代表の鴨林広軌氏は京都大学理学部数学科出身。MUFG、GREEを経て、2015年に起業した。千代田化工建設から大規模プラントの自動設計に関する相談を受けたことを機に、2020年にJV「PlantStream」を設立。建設分野に特化した。

プラントの設計に数学の「制約付き最適化問題」を応用。「制約」部分に、プラント業界の熟練技術者の現場の知見を当てはめて計算することで、従来1.5か月を要した作業が、PlantStreamを使用すると22秒で完了する。

社員の半数以上が数学を専門とする。「今後はプラント以外の建設設計にも広げる」(鴨林氏)

Arentの営業利益は2021年6月期で約4億円。今回の調達資金は採用強化や建設SaaS、BIM/CIMの自動設計SaaS、配管の自動設計・積算SaaS等の開発費用にするという。