外国語学習アプリを手掛ける「Duolingo」が成長を続けている。2021年7〜9月の売上高は6,360万ドル（前年比40%増）。Duolingoは今年7月に上場したばかりだ。

注目する理由: 創業者CEOのルイス・フォン・アン博士はグアテマラ出身。自身の経験から「世界どこにいても受けられる最高の教育」実現を使命に掲げる。「reCAPTCHA」創設者としても知られる。

MAU（月間アクティブユーザー数）は4,170万人（前年比13%増）。パンデミックで加速した反動もありつつ、前年比での成長を維持した。

DAU（日次〃）は980万人（同16%増）でMAUの23.5%。有料課金ユーザー数は220万人（同49%増）でMAUの5.5%を占めた。

収益源は73％を占めるサブスクリプション、広告、DET（Duolingo English Test）の三つ。DETは一回49ドルで受けられる英語試験で、完全オンラインで受けられ、二年間の有効期間がある。

成長戦略にはユーザー増、サービス改善、課金増はもちろん、「Duolingo Score」をより認められた外国語学習の指標とすること、語学以外への展開も今後の狙いに掲げる。

2021年の売上予想は2.44〜2.47億ドル（前年比51〜53％増）。調整後EBITDAは800〜500万ドルのマイナスを見込む。株価は上場以来おおむね横ばいで、時価総額は50億ドルに達している。