生産者と消費者をつなぐ「わくわく広場」
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タカヨシが11月19日、東証マザーズへの新規上場を承認された。上場日は12月24日を予定。地域を結ぶ直売広場「わくわく広場」を展開、2022年9月期の営業収益64億円(前年比15%増)、営業利益8億円(同16%増)を見込む。
注目する理由: 農産物直売所の販売金額は市場全体として伸びているが、価格変動の影響を受けやすい面もある。タカヨシは青果以外の産直商材も増やし、独自の成長を遂げている。
1970年に(有)髙芳商事として設立。1980年にはホームセンター業界に進出、2000年には清見台(千葉県)店の一角で農産物直売所を始めた。これを本格展開したのが「わくわく広場」だ。
2021年10月末時点で122拠点もの「わくわく広場」を出店。関東に82拠点、その他は北海道から九州まで各地に展開する。約8割の店舗はショッピングモール内にテナントとして出店。残りはロードサイドの路面店だ。

物件オーナーから売場を賃借し、生産者に売場をシェア。周辺地域の農家やパン屋、和洋菓子店、飲食店、惣菜店などから登録を募る。生産者は自らの商品を直接陳列、タカヨシ側は売場管理やレジ業務など店舗運営を行う。在庫リスクを負わないプラットフォーム型の事業だ。
生産者自身が消費者への販売価格を決定、一定の料率をかけた仕入金額でタカヨシが仕入れる「消化仕入方式」。流通総額から仕入金額を差し引いた額が「営業収益」として計上。料率は商品分類ごとに50〜80%。