来るべき未来の氷山の一角
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NVIDIAが現地時間17日、2021年8〜10月期決算を発表。売上高は71億ドル(前年比50%増)と増収が続いた。営業利益は27億ドル(同142%増)だった。
重要な理由: AI技術の重要性が高まるにつれ、NVIDIAの勢いはとどまることを知らない。このところ「メタバース」が俄に注目を集めているが、そこでもNVIDIAが重要な存在となりそうだ。
データセンター売上が29.4億ドル(前年比55%増)、ゲーミング売上が32.2億ドル(同42%増)と続伸。CEOのジェンスン・フアンは「NVIDIA AIへの需要は高まっている」と自信を見せた。
11月上旬にはAIカンファレンス「GTC」を開催。フアンCEOも基調講演に登壇し、NVIDIAが開発を進めるさまざまなテクノロジーについて語った。
中でも主要なトピックとしたのがオムニバース(Omniverse)だ。仮想コラボレーションと物理的に正確なリアルタイムシミュレーションのために開発されたプラットフォームだ。
そこではクリエイターやデザイナー、エンジニアが共有仮想空間での共同作業を進め、様々な物体を創造できる。昨年の発表以来、500の企業にいるデザイナーたちが7万回ダウンロードしたという。
このところ「メタバース」が俄に注目されるワードとなった。高度な仮想世界を実現するには、そこに存在する「物体」が必要だ。フアンCEOは「これは来るべき未来の氷山の一角だ」とコメントした。
当初、営業利益について誤って14億ドルと記載しておりました。謹んで訂正し、お詫び申し上げます。大変申し訳ございません。