2021年11月17日 21:31
急拡大する暗号通貨取引所「FTX」と契約
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今年のメジャーリーグで爆発的な人気を獲得した大谷翔平選手が、暗号通貨取引所「FTX」と契約を交わしたとCNNが報じた。報酬は全て暗号通貨とFTX株式によって支払われるという。

重要な理由: FTXは創業2年ながら評価額250億ドルにのぼるなど高い注目を集める。本拠地を香港におき、米国の規制を回避するなど大胆なアプローチで急成長を実現してきた。

FTX創業者は1992年生まれのサム・バンクマンフリード。MITで物理学を先行し、2014年からクオンツ投資大手の「ジェーン・ストリート・キャピタル」で勤務した。

2017年にはアラメダ・リサーチ(Alameda Research)を創業。今や10億ドル超のデジタル資産を管理し、一日に10〜100億ドルも取引する。扱う商品は数千にわたり、主要なコインやオルトコイン、そのデリバティブも含まれる。

2019年創業のFTXは「トレーダーによる、トレーダーのための」暗号通貨取引所を標榜。慈善活動にも積極的で、関連会社や従業員によって寄付された金額は1,000万ドルを超える。

今年4月の取扱高は4,000億ドル(前年比25倍)に拡大。7月にはソフトバンクグループやセコイアキャピタルなど名だたる投資家が出資し、評価額180億ドルにのぼった。10月にはさらに69の投資家が参加し、評価額は250億ドルとなった。