新規導入減るも、会員企業数は続伸
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ココペリが15日、2021年4〜9月期決算を発表。売上高8.1億円(前年比107%増)、営業利益は2.6億円(同470%増)だった。地銀や信金など75社が導入し、全国の中小企業の経営を助ける。
注目する理由: 企業のうち中小企業が占める割合は99.7%。労働生産性を10%改善すれば18兆円の経済効果を創出できるとされる。そこに地方の金融機関を介してSaaSを提供するのがココペリだ。
中核事業「Big Advance」は、金融機関を通じて提供される中小企業の経営支援プラットフォーム。ビジネスマッチングやホームページ自動作成、士業相談など幅広いサービスを提供する。

導入する金融機関は75社(前年比33社)にのぼり、会員企業数は63,788社。平均チャーンレートは1.78%(12か月平均)。2020年12月に特定金融機関における特殊要因で一時的に増加した影響を除くと1.67%だという。
7〜9月は新規導入した金融機関が4社にとどまり、初期費用売上が減少。一方で会員企業数は続伸し、月額利用料も着実に積み上がった。
2022年3月期は会員企業数と導入金融機関の拡大に注力。一方ではUI/UX改善やサポート体制の充実、開発体制の強化などを図る重要な一年と位置付け、採用強化と組織力向上に努める。
ユーザー数拡大の果てに見据えるのは、データ活用による高付加価値化だ。独自のAIモジュール「FAI」を活用したオンライン融資機能は9月にβ版としてリリース済みで、他社サービスとのAPI連携によるオープン化も目論む。