加盟店が急増、Amazonはワラント取得へ
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Affirm Holdingsが2021年7〜9月期決算を発表。売上高は2.7億ドル(前年比55%増)、営業損失は1.7億ドルにのぼった。流通総額(GMV)は27億ドル(同84%増)と急拡大が続く。
重要な理由: AffirmはBNPL(後払い)決済企業の一つで、PayPal創業メンバーの一人、マックス・レブチンが創業。ShopifyやAmazonといった巨大プラットフォームと連携し、加盟店が急増している。
最大顧客(Peloton)を除いた流通総額は前年比138%もの拡大。アクティブ消費者が869万人(同124%増)と急激に増えている。
それ以上に猛烈なのがアクティブ事業者だ。前年の6,500件から10.2万件(15.7倍)へと拡大した。増加した分のほとんどは、Shopifyとの連携による分割払い(Shop Pay Installments)導入によるものだという。
さらに注目したいのが、Amazonとの提携拡大だ。2023年1月まで、米国のAmazonではAffirmがサードパーティによるBNPL決済として唯一の協業先となる。Amazon Payのデジタルウォレットとの連携も予定。
さらにはAffirmのクラスA普通株式を購入するためのワラント取得も発表。過去にはShopifyも同様のワラントを取得、Affirmの上場によって巨額の収益を獲得している。