食べログ事業、10月には復調の兆し
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カカクコムの「食べログ」事業で苦境が続いている。2021年7〜9月のセグメント売上は35.7億円と、前年同期(44.9億円)から減少した。ネット予約人数が417万人と、2年前(901万人)を大きく下回っている。
注目点: カカクコム全体では上期の売上計画(270億円)を大幅に下回る239億円(前年比9.8%)で着地。それでも通期予想は据えおいた。下期の鍵を握るのは「外食がどこまで復活してくるか」だ。
食べログ事業
昨年12月に導入した「従量料金のみ」プランの店舗数が1.46万店舗に拡大。有料プラン契約店舗数全体(5.85万店舗)の4分の1を占めた。
緊急事態宣言の解除に伴い、ネット予約人数は回復傾向。10月25日週時点ではコロナ前の87.6%まで復調した。有料プラン店舗数も5.98店舗(10月)と、飲食店の集客意欲も高まりつつある。
価格.com事業
売上高51.1億円(前年比6.6%減)と、ここ5年では最低水準。ショッピング事業で製品の発売延期など供給面、サービス事業では外出を伴う消費停滞が影響を残す。
新興メディア・ソリューション/ファイナンス
『求人ボックス』の成長が著しく、求人領域の売上は10億円を超えた。不動産事業「スマイティ」は賃貸以外の売上が前年比98%増。賃貸含めた売上は22%増となった。