2021年11月09日 16:55
ライブストリーミング売上、続伸
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DeNAが9日、2021年4〜9月期決算を発表。売上収益は681億円(前年比1%減)、営業利益は133億円(同36%減)となった。主力のゲーム事業では新規タイトルが順調に立ち上がっている。

注目するポイント: ライブストリーミング事業の売上成長が続く。完全子会社化した「IRIAM」の貢献も8月より始まり、Pocochaグローバル版や新たなジャンルへの成長投資を続ける。

ゲーム事業

上期売上高は388億円(前年比17%減)、セグメント利益64億円(同42%減)。新規タイトルのリリースが進み、『東方ダンマクカグラ』は8月4日、『ダイの大冒険』は9月28日に配信を始めた。

『ダイの大冒険』は10月末に500万ダウンロードを達成。『東方ダンマクカグラ』とともに順調な立ち上がりになったとする。既存タイトルでは『ポケモンマスターズEX』が開始後2年の運営を経て、再成長。

ライブストリーミング事業

DeNA ライブストリーミング事業 売上高

Pococha(国内)はデジタルマーケティング等が寄与。継続ユーザ、課金ユーザともに積み上がった。9月末時点でのダウンロード数は321万件にのぼる。

新たなジャンルとして、8月に完全子会社化した『IRIAM』などに取り組む。9月末には44万DLを突破したほか、月ごとの平均DAUは今年に入ってから大きく伸びている。

社会課題領域

エンタメ事業で利益を積み上げつつ、社会課題領域にも注力。二つの領域を両軸の事業として展開し、「IT企業の新しい進化」体現を目指す。スポーツ事業やヘルスケア事業については、3年後には黒字転換を目指す。