2021年11月08日 20:24
ハイブリッドキャピタル元年
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フォースタートアップスが11月8日、2021年4〜9月期決算を発表。7〜9月の受注額は6.0億円(前年比2倍)と、人材紹介需要の安定成長とともに堅調に推移している。

注目する理由: DX領域の勃興で、人材獲得競争は熾烈化する一方だ。フォースタートアップスはベンチャー企業に特化し累計1,999名の人材を支援。うち32.5%がハイレイヤー、幹部クラスだという。

フォースタートアップスは「ヒューマンキャピタル」と称し、採用支援を展開してきた。今期は「ハイブリッドキャピタル元年」と位置付け、新規事業として投資事業に進出している。

フォースタートアップス タレントエージェンシー売上高

主軸のタレントエージェンシー売上高は5.4億円(前年比83%増)。採用ニーズの高い企業、需要の高いポジションに集中することにより継続的な売上成長を実現している。

オープンイノベーション事業としてスタートアップと大企業をつなぐ資金調達支援も貢献、同事業の売上は2,900万円(前年比219%増)。8月には電動キックボードで知られる「Luup」が利用した。

8月27日には三井住友銀行などが出資するフォースタートアップス1号投資事業有限責任組合を設立。起業支援を通して立ち上がった企業、人材支援実施により関係性が強固となった企業への支援を展開する。

中長期で目標とするのは成長産業の支援インフラの構築。まずは2024年までの売上CAGR(年平均成長率)+30%にフォーカスし、事業を推進していく。