ファミリー層狙いでユーザー青田狩り
Cash App Press Images
米フィンテック企業「Square」が11月4日、2021年7〜9月期決算を発表。売上高は38.5億ドル(前年比27%増)、営業利益は2,300万ドル(同53%減)だった。
注目するポイント: ビットコイン売上は半年前から縮小したが、全体の売上総利益は続伸。コロナ禍から復調するセラー・エコシステム(決済端末事業)にCashアプリの好調が重なる。

セラー・エコシステム
取扱総額(セラーGPV)は417億ドル(前年比45%増)と大きく拡大。中でも著しいのは大規模顧客で、年50万ドル超を扱う顧客からのGPVは155億ドル(同76%増)に急増した。
グローバル展開も進める。加盟店向けのマーケティングツール「Square Marketing」は英国、オーストラリア、カナダでの提供を開始。ロイヤルティプログラムを始められる「Square Loyalty」は英国でも展開した。
10月のセラーGPVは前年比42%増。2年前からの平均成長率は24%と、3Q(23%)よりも大きい。状況は地域によって違うが、経済再開が進むほどGPVの拡大につながる。
Cashアプリ
新たに13〜17歳への提供を開始。好きなデザインでカードを作れたり、クーポン機能も使える。親によるコントロール機能も備えている。
ユーザーのネットワークを「家族」に広げることで、Cashアプリのネットワークをさらに強固にすることが真の狙いだ。次世代を早期に取り込むことで、将来にわたる購買力拡大の恩恵も期待できる。