2021年11月06日 11:23
マルチクラウド・インテグレーター
Strainer

フレクトが11月4日、東証マザーズへの新規上場を承認された。上場日は12月10日を予定。マルチクラウド・インテグレーターを標榜し、大手企業を中心に「攻めのDX」実現を手助けする。

注目する理由: 2009年よりSalesforceとパートナー契約を結び、クラウドインテグレーターとして成長。2016年からはSaaS型車載サービス「Cariot」も展開する。

日本経団連は、単純な改善、自動化、効率化をもってDXとは言いがたく、社会の根本的な変化に対して新たな価値を創出するための改革が「DX」と定義。そのためフレクトも、「攻めのDX」こそ「DXの本質」であると断言する。

強みとするのは、16年以上続けてきたWeb/モバイルアプリの開発経験だ。AWSとのパートナー契約も結び、複数のパブリッククラウドを活用したマルチクラウドインテグレーションは12年以上の経験がある。

Cariot(キャリオット)事業

新規事業として注力する「Cariot」は、車載デバイスやスマホアプリを用いてクルマの走行データをリアルタイムに取得・可視化し、業務効率を高めてくれるサービス。

Cariot ARR

導入費用はゼロ円で、契約台数とアカウントに応じた月額費用が徴収される。危険運転を検知して見える化)したり、ドライバーごとに比較して集計することもできる。

SaaS型サービスとしてARR(年間経常収益)を主なKPIとしており、コロナ禍で一時縮小したものの足元では2.61億円(前年比1.5%増)と、再び増加に転じた。

もっと詳しく: Salesforceと提携する「フレクト」が新規上場へ