新たなショッピングサービス「Pay ID」年内開始へ
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BASEが11月4日、2021年1〜9月期決算を発表。売上高は71.8億円(前年比20%増)、営業損失は4.9億円だった。BASEショップ数が拡大しているほか、PAY事業の急拡大が目立つ。
重要な理由: BASEは昨年、コロナ禍の巣ごもり需要で大きく事業規模を伸ばした。既存事業の持続的な成長に加え、新たなショッピングサービス「Pay ID」の提供も予定する。
BASE事業
月間GMVは93億円(前年比11%増)。月間売店数が6万店(同20%増)を突破し、成長を牽引した。
ショップの集客や販売促進を支援するため、GoogleやTikTokと連携。BASE管理画面からGoogle広告に出稿できるほか、TikTokを活用した販促を円滑に行うためのプロダクト連携を予定している。
この4四半期連続でTVCMを実施するなど、持続的な成長のための先行投資を継続。直近では「再入荷自動通知 App」を開始するなど、大規模ショップ向け機能にも注力する。
PAY事業
四半期GMVは146億円(前年比56%増)と急伸。既存加盟店の成長に加え、新規加盟店の増加が寄与した。売上高は3.8億円、売上総利益は3,800万円と拡大した。
Pay ID
購入者向けのショッピングサービス「Pay ID」を2021年内に開始予定。ショッピングアプリ「BASE」とID決済サービス「PAY ID」を統合し、ID登録者数750万人、MAU100万人超のサービスが生まれることになる。