サプライチェーンひっ迫の影響を受ける
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動画配信プラットフォームを手がけるRokuが11月3日、2021年7〜9月期決算を発表。売上高は6.8億ドル(前年比50%増)、営業利益は6,885万ドルだった。
重要な理由: テレビ視聴がストリーミングへと移る中、優位のポジションを築き上げたのがRokuだ。月額無料から使えるTV配信端末を販売、広告や有料配信サービスへの送客で収益化する。
アクティブアカウント数は5,640万件(前年比23%増)と続伸。ユーザーあたりの売上(ARPU)は前年比49%も膨らみ、40ドルの大台を突破した。
足元では世界的なサプライチェーンひっ迫が懸念だ。米国全体としてTV販売はコロナ前の水準を下回っており、「Roku TV」のOEMパートナーにも多大な影響が及んだ。

厳しい状況下でもRokuはアカウント数の増大を優先、端末価格を引き上げることはしなかった。結果として端末グロスマージンは15%のマイナスに落ち込んでいる。
一方で力強いのが広告などプラットフォームとしての収入だ。伝統的なTV広告主との関係性を強化してきたほか、デジタル広告を主体としてきた中小企業にもターゲットを広げ始めた。
スマート玩具を提供する「Lovevery」がRokuの広告プラットフォーム「OneView」を用いて潜在顧客に訴求。スクリーンをまたがるキャンペーンにより、購入数は170%増えたという。