2021年11月01日 12:55
引き合い高まる「ホワイト運用」
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情報セキュリティ事業を展開するデジタルアーツが伸びている。2021年4〜9月期の売上高は45.5億円(前年比47%増)、営業利益は20.8億円(同59%増)だった。

注目する理由: リモートワークが拡大する中でセキュリティ製品の需要が増している。デジタルアーツ製品の引き合いは好調で、通期売上予想を90億円、営業利益40億円に上方修正した。

デジタルアーツは1995年設立。インターネット上の危険を防止するWebフィルタリング、電子メールフィルタリングを中心とする事業を、企業・公共・家庭向け市場に展開している。

デジタルアーツ 売上構成

Webセキュリティ領域では「i-FILTER」、メールセキュリティでは「m-FILTER」を主な製品として展開。アクセスしたいリンクを安心してクリックできる「ホワイト運用」を掲げる。

連結売上高は企業向けが22.7億円(前年比24%増)、公共向けが20.5億円(同95.5%増)、家庭向けが2.3億円(同4.4%増)という構成だ。

企業向け市場は、テレワーク普及に伴って「i-FILTER」「m-FILTER」シリーズの受注が増えたほか、DAC(デジタルアーツコンサルティング)が成長。DACでは事後対応サービスが本格的なセキュリティ対策に直結。顧客に自社製品を提案し、企業向け市場を自ら拡大する。

公共向け市場は「GIGAスクール構想」案件と官公庁・自治体向け案件の受注を獲得したことで「i-FILTER」シリーズが想定を上回った。GIGAスクールの有償フィルタリング導入シェアは51%に拡大した(前期末は46%)。