設備投資額、前年比で倍増
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Amazonが28日、2021年7〜9月期決算を発表。売上高は1,108億ドル(前年比15%増)、営業利益は48.5億ドル(同22%減)。昨年4Qをピークに、売上横ばいが続いている。
注目する点: CEOのアンディ・ジェシーは「我々はいつも短期的な利益と長期的に顧客にとって良いことのうち、後者を選んできた」と強調。株価は時間外で4.5%急落した。
試験的に展開してきた「Just Walk Out」技術を傘下の食料品スーパー「Whole Foods Market」でもテストすることを宣言。コンピュータビジョンを用いてレジなしで買い物できる。開始は来年となる予定だ。
手のひら認証技術「Amazon One」ははじめてサードパーティによって導入された。デジタルチケットの販売会社「AXS」だ。現状はAmazon傘下の小売店が主な利用場所となっている。
直近12か月のフリーキャッシュフローは25.5億ドルに減少。前年同期は295億ドルだった。営業キャッシュフローは547億ドル(前年比1%減)と堅調で、設備投資が521億ドルへと倍増している。
従業員数は147万人(前年比30%増)と、積極的な拡大を続ける。配送費用も181億ドル(同20%増)と、パンデミックで膨れた前年をさらに上回っている。