インフレ経済のデフレ圧力
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Microsoftは26日、2021年7〜9月期決算を発表。売上高は453億ドル(前年比22%増)、営業利益は202億ドル(同27%増)とともに拡大した。
重要な理由: DX時代、多くの企業にとってMicrosoft製品は必需品だ。CEOのサティア・ナデラは「インフレ経済において、デジタル技術はデフレ圧力となる」とその性質を表現した。
ナデラが意味するのは、テクノロジーの活用により大企業から中小企業までが手頃な価格で生産性を改善できるということ。中でも自社のクラウド製品の有用性をアピールする。
Productivity & Business Processes
Office 365とLinkedInが牽引し、売上高は150億ドル(前年比22%増)、営業利益は76億ドル(同33%増)。「Microsoft 365」個人課金数が5,410万件(同20%増)に拡大した。
LinkedInはパンデミックからの復調もあり前年比42%の増収。中でも広告事業(Marketing Solutions)が同61%増と牽引した。
Intelligent Cloud
売上170億ドル(前年比31%増)、営業利益76億ドル(同39%増)と続伸。「Azure」などクラウド製品が50%増収と牽引。サーバー製品は14%増だった。
More Personal Computing
売上133億ドル(前年比12%増)、営業利益51億ドル(同7%増)。巣篭もりからの反動もある中、検索やニュース広告、ゲームのハードウェア販売が下支えした。