2021年10月27日 18:33
市場と一緒に上げ下げします
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Robinhoodが26日、2021年7〜9月期決算を発表。売上高は3.65億ドル(前年比35%増)と成長が鈍化、前四半期比では減収となった。一方、税引前損失は13.7億ドルにのぼる。

重要な理由: Robinhoodは米国の若者層に人気の株式売買アプリだ。暗号通貨市場が高騰する中で収益が急増したが、相場が停滞すると低調に。業績ボラティリティの高さが浮き彫りになっている。

入金済みアカウント(Net Cumulative Funded Accounts)は2,240万件(前年比97%増)。MAU(月間アクティブユーザー数)は1,890万人(同76%増)。前四半期比では、やはりどちらも減少している。

Robinhood 売上構成

取扱資産(Assets Under Custody)は950億ドル(前年比115%増)と、前四半期から減少。ユーザーあたりの売上(ARPU)は65ドルと、前年比でも36%減少した。

CEOのブラッド・テネフ氏は「この四半期はより多くの製品とサービスを開発するのに取り組んだ」と説明。そこには9月に発表した暗号通貨ウォレットも含まれ、すでに100万人以上がウェイトリストに登録した。

直近ではアプリ内で24時間の電話サポートに対応。暗号通貨プラットフォームとしては初の事例だという。

一方、足元の収益はボラティリティが激しいことも認める。今の状況では10〜12月の売上は3.25億ドルを下回る可能性があるという。株価は時間外で10%以上急落した。