YouTube課金、5,000万人超え
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Google親会社のAlphabetが26日、2021年10〜12月期決算を発表。売上高は651億ドル(前年比41%増)、営業利益210億ドル(88%増)と大きな増収増益を果たした。
重要な理由: CEOのサンダー・ピチャイは2016年、「AIファーストな企業になる」と宣言したことを再度強調。足元の業績はその成果であるとアピールした。
主軸の検索事業はCOVID-19影響から回復、再成長を続ける。
今年5月には「MUM(Multitask Unified Model)」と呼ばれる新技術について公表。2018年に「過去5年で最大の飛躍」と言われたBERTの1,000倍強力だと豪語した。
YouTube広告も力強く、売上は前年比43%増の72億ドルにのぼった。「YouTube Premium」「YouTube Music」の課金者数はトライアルを含み5,000万人を超えている。
ハードウェア事業では新型スマホ「Pixel 6」を発売予定。カメラ機能にAIを活用し、写り込みを消せる「消しゴムマジック」や背景をぼかすポートレートモードなどを搭載。
大規模な株主還元も進める。7〜9月の自社株買いは126億ドル規模。この土台にあるのが、同じく三か月で187億ドルにのぼる巨額のフリーキャッシュフローだ。