2021年10月27日 06:20
野心的目標に向けて
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Twitterが26日、2021年7〜9月期決算を発表。売上高は12.8億ドル(前年比37%増)と続伸したが、営業損失として7.4億ドルを計上した。ここには7.7億ドルの訴訟費用が含まれ、一過性のものとする。

重要な理由: Twitterは2023年までに売上を少なくとも倍増させ、75億ドル以上にするという野心的な目標を掲げる。足元ではセールスや開発人員、インフラに積極投資を進める。

事業指標として開示するmDAU(収益化可能なDAU)は2.11億人(前年比13%増)。前年同期の11%増から加速したことをアピールする。

Twitter 売上構成

関心を土台にしたユーザー体験を実現するため、「トピック」フォロー機能に注力。3Qだけで新たに2,300件のトピックを追加し、総計11,800件(11言語)に増えた。

現在、2.3億アカウントが最低1つのトピックをフォローする。新規ユーザーがトピックをフォローすると、初日からエンゲージメントがより高まり、その後の継続率も向上するという。

広告事業のパーソナライズには伸び代があり、iOSのATT(App Tracking Transparency)導入による影響は3Qに増加したが限定的。Twitterからネット通販に進める「Shop Module」など新たな商品の開発も進める。

4Qの売上予想は15〜16億ドル(前年比16〜24%増)。子会社「MoPub」の売却は来年1Qを予定し、ダイレクトレスポンス広告やSMB向け、コマース領域に人材を集中させる。