Snapchat、短尺動画進出の思惑
Strainer
Snapchatが新たに開始した『Spotlight』機能。
パッと見ただけでは「Tiktokの機能をコピーしたんだな」という印象にとどまるが、これに戦略上どんな意味があるか考えてみよう。
Spotlightの機能概要と特徴は以下の通りだ。
- 縦長の短尺動画を投稿できる
- 投稿した動画は誰でも閲覧可能
- 良い動画には毎日100万ドル以上の報奨金を分配
注目したいのは、オープン性と金銭によるリワードだ。Snapchatは本来クローズドなSNSとして発展してきた。
近年、力を入れてきたのがオリジナル動画だ。スマホ最適でありながら、高品質な短尺ドラマを展開、若いユーザーの滞在を促すことに成功している。
インフルエンサー誘致施策
ユーザーが投稿するオープンな短尺動画は、注力したどの方針とも異なる。
Spotlightを開始したことで、YouTubeやInstagram、Tiktokがやってきたような、インフルエンサー創出の場として本格的に機能し始めるかもしれない。
インフルエンサー側も当然、意識するはずだ。米国の若者向けSNSとしてSnapchatは依然強力だ。数少ない敵がTiktokだが、政治的な摩擦が大きい。
そして、この市場が今や非常に大きいことは、各サービスの成長が証明している。