突如として現れたTrump Media & Technology Group（TMTG）が、SPACとの統合を通じて株式上場を行うと発表。独自のSNS「TRUTH Social」を立ち上げることも宣言している。

重要な理由: TMTGの社長を務めるのは米国の前大統領、ドナルド・トランプ氏。テクノロジー企業の独占により言論の自由が脅やかされていると主張。注目を浴びている。

大統領を退任する直前、暴動問題などでTwitterやFacebookから排除されたことは記憶に新しい。TMTGは「2021年、メディアの振り子は大きく左に触れた」と批判する。

市場機会は「FAANG」と呼ばれる巨大テクノロジー企業をディスラプトすることだそう。スライド（5枚目） では、時価総額ではるかに小さいはずのTwitterも（離れたところに）加えられている。

「TRUTH Social」はTwitter、「TMTG+」はNetflixとDisney+、「TMTG News」はCNNなどのニュースメディアに対抗。長期的にはAWSのようなパブリッククラウド、Stripeのような決済基盤も狙うという。

Netflixには2億人を超える有料会員がいるが、トランプ氏には一時1.5億人近いSNSフォロワーがいたと主張。30%の人たちは同氏が支援するSNSを使うと答えたという、アンケート結果もともにアピールした。