デザインの力で成長
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グッドパッチが15日、2021年8月期本決算を発表。売上高は27.4億円(前年比28%増)、営業利益は4.1億円(同87.5%増)で着地した。
注目する理由: 大企業によるDX投資拡大も後押しし、主軸のデザインパートナー事業が大幅増益。MSワラントの実施により現預金が27.8億円となり、M&Aを見据えた準備を進める。
6〜8月の状況は以下の通り。
デザインパートナー事業
売上高は国内4.29億円(前年比22%増)、ヨーロッパ1億円(同130%増)とそれぞれ拡大。ヨーロッパが黒字回復したほか、日本国内の営業利益も22%増の6,800万円を稼いだ。
国内では3〜5月期に大型プロジェクトが停止し、新規プロジェクトを複数開始。月平均プロジェクト件数は29.7件(前四半期+1.7件)と拡大した。デザインタレントプールは総勢122名(うちドイツ:14名)。
デザインプラットフォーム事業
Goodpatch Anywhereは売上1.2億円(前年比34%増)、ReDesignerも3,400万円(同36%増)と堅調。SaaS製品「Strap」は目標としていた企業顧客数100社に到達。エンタープライズ利用が加速したという。