2021年10月20日 19:08
デザインの力で成長
1t1jrhiczmyaguyfol1x9a
Shutterstock

グッドパッチが15日、2021年8月期本決算を発表。売上高は27.4億円(前年比28%増)、営業利益は4.1億円(同87.5%増)で着地した。

注目する理由: 大企業によるDX投資拡大も後押しし、主軸のデザインパートナー事業が大幅増益。MSワラントの実施により現預金が27.8億円となり、M&Aを見据えた準備を進める。

グッドパッチ セグメント業績

6〜8月の状況は以下の通り。

デザインパートナー事業

売上高は国内4.29億円(前年比22%増)、ヨーロッパ1億円(同130%増)とそれぞれ拡大。ヨーロッパが黒字回復したほか、日本国内の営業利益も22%増の6,800万円を稼いだ。

国内では3〜5月期に大型プロジェクトが停止し、新規プロジェクトを複数開始。月平均プロジェクト件数は29.7件(前四半期+1.7件)と拡大した。デザインタレントプールは総勢122名(うちドイツ:14名)。

デザインプラットフォーム事業

Goodpatch Anywhereは売上1.2億円(前年比34%増)、ReDesignerも3,400万円(同36%増)と堅調。SaaS製品「Strap」は目標としていた企業顧客数100社に到達。エンタープライズ利用が加速したという。