2021年10月18日 20:02
メタバースに向けEU圏で1万人を雇用へ
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Facebookは17日、これから5年以上をかけてEU圏全体で1万人を雇用すると発表。ハイスキルワーカーを多数採用し、次世代プラットフォーム「メタバース」の実現につなげる。

重要な理由: CEOのマーク・ザッカーバーグは直近、自分たちの未来はメタバースにあると繰り返し発言してきた。8月には「Horizon Workrooms」を発表、取り組みを本格化させている。

メタバースとは、VR/AR技術が発展した結果として実現が予想される、高度に接続されたバーチャル世界のこと。その中心にあるのは「バーチャルな存在感」だ。あたかも目の前にあるように感じられる仮想世界。

Facebookは昨年、メタバース実現の一歩として「Horizon」をベータ公開。今年8月にはオンラインMTGをVR上で実現する「Horizon Workrooms」も発表した。

今月7日には新たな取り組みとして、1,000万ドルのクリエイター支援ファンドを立ち上げると宣言。クリエイター向けのコンペやアクセラレータープログラムを始めた。

どれか一つの会社がメタバースを所有して運営するわけではない」とFacebookは付け加える。インターネットがそうであるように、鍵となるのはオープン性と相互運用性にある。(と言いつつ、彼らがプラットフォームの座を狙っているのは明らかだ。)