とにかく簡単なマイニングを
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ジャック・ドーシーは日本時間16日、自身がCEOを務めるFinTech企業「Square」でビットコインマイニングシステムの開発を検討していると発言。既存のあり方にハードウェアレベルで疑問を投げかけた。
重要な理由: Squareはここ数年で最も市場からの評価を上げた企業の一つで、時価総額1,100億ドルを超える。これまでも暗号資産に積極的な姿勢を見せてきたが、今回の発言は新たな動きだ。
Squareは事業者向けに決済端末を提供するほか、「Cash App」として金融アプリを提供。個人間送金から株の売買、ビットコインの購入と幅広い使い方で人気を集め、月に4,000万人ものユーザーが取引している。
暗号通貨領域への展開にも積極的で、オープンなアプローチで様々な取り組みを発表してきた。今回発表されたものも、同様の方法で進めることになる。
ドーシーが真っ先に挙げたのが「マイニングはもっと分散すべき」という課題だ。より高い効率性が必要なこと、半導体の設計が少数の企業に集中し過ぎている点にも触れた。
さらには「ビットコインのマイニングは電源にプラグを差し込むくらい簡単でなくてはならない」と主張する。今ではマイニングに必要なコンピュータ資源は大きく、個人がそう簡単に始められるものではない。
Squareのハードウェア部門を統括するジェセ・ドログスカー(Jesse Dorogusker)が率いるチームが、プロジェクトを進めるのに必要な深い技術的調査を始める。