2021年10月14日 19:15
インフルエンサー・ギャラクシー
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UUUMが14日、2021年6〜8月期決算を発表。売上高は50億円で前年比横ばい、営業利益は400万円で同じく91%減少した。収益認識基準の影響を除くと前年比13%の増収だった。

注目する理由: UUUMは今回の決算に合わせ、今後の成長可能性について触れた資料を開示。インフルエンサーを取り巻く環境が変化する中、再成長に向けた抜本的な打ち手を進めている。

広告市況の影響もあり、1Qは「スローなスタートになった」と説明。好調だったのが「クリエイターブランド」で、クリエイターサポートその他は前年比64%もの増収となった。

UUUM 売上構成

一部アクティブでないチャンネルの紐付けを解除し、チャンネル数は減少。3か月合計再生回数はここ5四半期で最大となった。2Q以降は売上を拡大させつつ、販管費をコントロールして利益拡大を目指すとする。

YouTubeにおいてはプレーヤーが増加し、AdSense収益が減少したと認める。市場環境が変化したことで、単なる「再生回数」以外のKPIも重要になってきた。

重要なトレンドが、個人経済圏の成長にともなうAdSense以外の勃興だ。UUUMはグッズの共作やブランド立ち上げを通じ、マネジメントにとどまらない「インフルエンサー・ギャラクシー・ビジネス」としての拡大を目指す。