2021年10月13日 20:11
店舗運営プラットフォームアプリ(仮)
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串カツ田中HDは13日、インフォマートとの業務提携を発表した。合弁会社を設立して「店舗運営プラットフォームアプリ(仮)」など、アプリ開発事業の検討を進める。

重要な理由: 串カツ田中は、コロナ収束後も売上が100%戻らないと想定。ITを活用した業務支援や店舗運営が必須であるという認識だ。インフォマートとの提携で、外食事業以外にアプリ外販の道が開けることになる。

2008年に一号店をオープンした「串カツ田中」も、今や全291店舗の一大チェーンだ。しかし、今上期の売上は前年比45%減の23.3億円、営業損失12.3億円と落ち込んでいる。

串カツ田中とインフォマートにはもともと接点があった。受発注・請求業務を行うインフォマートの「BtoBプラットフォーム受発注」を5店舗目から導入していたのだ。

新たに設立される合弁会社は「株式会社Restartz」。インフォマートが55%、串カツ田中HDが45%出資する。開店から閉店までの業務工程を可視化し、社員レス経営・店長一人による複数店舗管理の実現を目指す。

外食業界はコロナ前から、人手不足や人件費の高騰に悩まされてきた。コロナ禍で生活様式が変わり、就労人口も依然として減少する中、外食産業においても「DX」の必要性が強く求められている。