2021年10月12日 15:31
MoPubを売却し本業に集中
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Twitterは10月6日、モバイル広告ネットワークの「MoPub」を10.5億ドルで売却することを発表。売却先は、今年前半に上場した同業AppLovinだ。

重要な理由: Twitterは売上を37億ドル(2020年)から75億ドル(2023年)に倍増させる野心的な計画を立てている。売却の理由は「フォーカス」だとし、成長加速に向けて選択と集中を進める。

MoPubは2010年に創業。まだ黎明期にあったアプリ開発者向けに、アプリ内広告による収益化を支援するプラットフォームとして誕生した。

Twitter データライセンス売上

2013年にTwitterが3.5億ドルで買収(価格は非公式)。2020年、MoPubの売上高は1.88億ドルにのぼったという。Twitter社のデータライセンス売上として計上されていた。

CEOのジャック・ドーシーは「買収によって収益化プロダクトのロードマップへの集中が増し、コア製品への投資も加速する」とコメント。長期成長に向け、あくまで中核事業の強化に注力する方針だ。

一方のAppLovinにとってはネットワークの拡大に直結する。MoPubのコア機能は収益化ソリューションの「MAX」に統合される予定で、両サービスの顧客にとってメリットがあると強調した。