2021年10月08日 21:01
屋上から配達へ
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Alphabet傘下のWingは6日、商業施設の屋上からドローンを使って顧客に配達するサービスを開始した。屋上からのドローン配達は世界初だという。

重要な理由: 屋上配送では、インフラの追加を省くことができる。今回の場合も、配送施設を介さずリアル店舗の在庫から配達できる。通常の通販には適さない飲食品(スムージーなど)も扱えるという。

Wingはオーストラリアの大手小売り不動産グループ「Vicinity Centres」と提携。1ヵ月間行ったショッピングセンター「グランドプラザ」での試験プログラムでは、2500件以上の非接触決済を行った。

商業施設の屋上からの配達には2つ利点がある。一つは、従来十分に活用されていなかった屋上スペースの活用ができること、もう一つは小売り業者が顧客に直接配達できることだ。

Alphabetは2014年からオーストラリアでドローン配達テストを開始。Wingは「グランドプラザ」のあるローガンを「世界のドローン配達の首都」と呼ぶ。サービス時間中、ローガンの居住者は平均30秒に1回ドローン配達を受けている計算になるほどだ。

ドローン配送は、中国やオーストラリア、ルワンダなど、規制のある米国以外での展開が進展している。日本では楽天が、世界初の商用ドローン配送を始めた京東集団と無人配送ソリューション構築を進めてきた。

商用ドローン配達サービスは、ラストワンマイルの配達をより効率的でサステナブルにする。2030年までに、家庭での購入の4~6%がドローンに置き換われば、オーストラリアの小売り売上高は22億ドル増加すると推定されている。