2021年10月09日 09:01
移民向け国際送金サービス
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移民向けに金融サービスを提供する「Remitly Global」がNASDAQへの新規上場を果たした。アクティブ利用者は240万人にのぼり、2021年上期の送金ボリュームは92億ドル(前年比78%増)を超えた。

重要な理由: 国際送金は世界でもっとも大きな金融サービスの一つだ。2020年には1.5兆ドルの規模があり、400億ドル超の手数料を生んだ。世界には2.8億人の移民がおり、十分な金融サービスを受けられていない。

原点は創業者CEOのマット(Matthew Oppenheimer)がケニアで働いていた時にさかのぼる。海外で働く家族からの仕送りを頼っている人たちがいることに気づいたのだ。

Remitly Global

一方、そのプロセスは理想的とは言えなかった。面倒かつコストも高い。そこで2011年にBeamit (現Remitly)を創業。今では135か国以上で使われるまでになった。そのうち送信元は17か国。

一つ一つの送金ルートを「コリドー(corridor)」と呼び、コリドーごとに事業を分析・改善していくアプローチをとる。現在のコリドー数は1,700を超え、これから数千ものコリドーを追加する計画。

最低一回の決済を完了したユーザー数は500万人を上回り、アクティブ顧客数は240万人(前年比57%増)に拡大。多くの利用者はのっぴきならない事情でサービスを使うため、高いリカーリング性がある。

収益の大半は取引手数料から得ている。ここがコリドーごとに分析・改善する部分で、ユーザー獲得コストや競合とのバランスを見ながら最適化していくモデルだ。