2021年09月29日 16:40
岸田新政権、発足へ
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29日に行われた自民党総裁選で、第27代総裁が岸田文雄氏に決定された。河野太郎氏との決選投票にもつれ込んだが、多くの議員票を獲得した岸田氏に軍配が上がった。

岸田氏は1957年生まれ、開成高校出身。

祖父、父親ともに衆議院議員で、広島に地盤がある。1982年に早稲田大法学部を卒業後、日本長期信用銀行に入社。それから5年後、父・文武氏の議員秘書となった。

1993年の総選挙で衆議院議員に初当選。1997年には全国の自民党員のトップたる「青年局長」に就任した。その後は文部科学副大臣(小泉内閣)、内閣府特命担当大臣(福田内閣)などを歴任。

2012年には池田勇人総理が創立した派閥「宏池会(こうちかい)」会長に就任。第二次・第三次安倍内閣では外務大臣を務め、2017年からは防衛大臣も兼任した。

岸田氏は壇上で「私たちは、これから衆議院総選挙、そして参議院選挙に臨んでいかなければなりません」と発言

さらには「数十兆規模の経済対策、年末までにしっかりと作り上げなければなりません」と強調。その先には「新しい資本主義」「自由で開かれたインド太平洋の実現」「少子化対策」など、日本の未来に関わる重大な課題が山積していると呼びかけた。