2021年09月27日 16:35
年に一回、ワクチンが必要?
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製薬企業ファイザーCEOのアルバート・ブーラ(Albert Bourla)はABCニュースのインタビューで「世の中はあと一年で平常に戻るが、毎年一回のコロナワクチンが必要になる」と述べた。

重要な理由: 先進国で新型コロナワクチンの接種が進み、注目は「いつ平常化するのか」に移った。毎年ワクチンが必要となれば、それによる経済的負担は大きな懸念だ。

「あと一年」という数字は、モデルナCEOが数日前に表明したもの。ブーラCEOは「賛同するが、変異株がなくなることはない。ワクチンなしで暮らせるようになるわけでもない」と言う。

ファイザー売上構成

コロナワクチンは、「少なくとも」年一回は必要になるだろうとブーラCEOは主張。一方、実際にどうなるかは経過を見ないとわからないとも認めた。

世間では「ブースターショット」をめぐって賛否の嵐が吹き荒れている。先進国以外にワクチンが行き渡っていないにもかかわらず、三度目を打とうというのだ。

米CDC(疾病予防管理センター)元トップのトム・フリーデン博士は「モデルナとファイザーは月に3.47億本のワクチンを生産している。全世界への普及には3年近くかかる」と指摘。両社が先進国に高く販売し、格差を是正するためにほとんど手を打っていないと批判した。