バーティカルSaaSの複合体、上場
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バーティカルSaaSの複合企業「EngageSmart」が9月23日、ニューヨーク市場に上場。IPO価格から一時40%もの高騰となるなど、注目度の高いスタートを切った。
重要な理由: EngageSmartが提供するのは主に5つの業界特化SaaS。中小企業からエンタープライズまで幅広い顧客を対象とする。市場機会はSMB向けに100億ドル、大企業向けに180億ドルだという。
創業者でCEOのボブ・ベネット(Bob Bennett)は、公共料金を支払うのが面倒すぎるという個人的なフラストレーションを抱えていた。こうして生まれたのが、前身の「InvoiceCloud」だ。
2009年の創業以来、ベネットは「こんなに大変で良いわけがない」機会を見つけ、解消することで事業を成長させてきた。2018年には投資ファンドのGeneral Atlanticが出資することを発表。

現在のEngageSmartは、業界ごとの顧客エンゲージメントソフトウェアを複数展開する企業となった。2021年6月時点での顧客数はSMB向けで68,000社、エンタープライズ向けで3,000社を超える。
SMB向けにはウェルネス(SimplePractice)、エンタープライズ向けには公共機関向けの支払い(InvoiceCloud)、ヘルスケア(HealthPay24)、それから寄付(DonorDrive)が対象領域だ。
売上の大半は「InvoiceCloud」「SimplePractice」という二つのソリューションによるもので、2021年上期の構成比は88%にのぼる。今後はM&Aも視野に入れつつ、更なる成長を目指すという。