夏の行楽シーズンにしては力強い
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Adobeは21日、2021年6〜8月期決算を発表。売上高は39.4億ドル(前年比22%増)となり、前回決算で発表した予想(38.8億ドル)を上回った。ところが決算発表後、株価は下落している。
ニュースの焦点: Adobeにとって、夏シーズンは弱含む季節性がある。前年の巣ごもりからの反動もある。Adobe Digital Indexによると、6〜7月はここ2年で最も力強い旅行シーズンになった。
- デジタルメディア事業の売上は28.7億ドル(前年比23%増)
- うちクリエイティブ製品は23.7億ドル(同21%増)、ドキュメントクラウドが4.9億ドル(同31%増)
- デジタルエクスペリエンス事業は売上9.9億ドル(同26%増)に加速
8月には動画編集に特化したコラボレーションツール「Frame.io」を12.8億ドルで買収。配信サービスからSNSに至るまで、動画編集の需要は高まる一方だ。一方、リモートでの協業には効率化の余地が大きい。
9〜11月期の売上予想は40.7億ドル。達成すれば、年間売上は157.5億ドル(前年比22%増)となる。9月23日現在の時価総額は2,983億ドルだ。