2021年09月22日 19:03
プリペイドから後払いまで
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マネーフォワードが22日、事業用プリペイドカードの提供開始を発表。提供するクラウド会計ソフトとの連携により、リアルタイムでデータを取得し、会計業務の効率化を実現する。

重要な理由: マネーフォワードとfreeeはともにARR100億円前後を誇り、時価総額4,000億円を超える。どちらも企業の会計情報を掴んでおり、与信への活用はいわば必然だ。

『マネーフォワード ビジネスカード』は与信審査不要で発行できるプリペイドカード。創業初期の企業であっても多額のサーバ料金などを支払える。事前に登録された特定の加盟店で、取引当たり最大5,000万円の決済が可能。

さらに、独自の与信ロジックで最大月数億円規模の利用枠を提供する「後払い機能」をクローズドβ版として提供予定。今冬には正式リリースも計画する。

リアルカードやバーチャルカードを原則何枚でも発行でき、カードごとの決済上限額設定により不正利用の防止も可能。決済金額の1〜3%はポイント還元される。

競合のfreeeは今年秋から「freeeカード Unlimited」β版を開始することを発表済み。β版では、VCなどから資金調達している企業を主な対象としている。