2021年09月17日 07:00
中期目標実現に向けた足固め
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アスクルが9月16日、2021年6〜8月期決算を発表。売上高は1,024億円(前年比2.3%増)、営業利益は32.7億円(9.4%増)となった。

2025年5月期までの中期経営計画実現に向け、当期を「足固めの年」として位置づける。営業利益を確保しながら、積極的に設備投資を進めていくという戦略だ。

東日本最先端のフラグシップセンター「ASKUL東京DC」は今年7月に竣工。9月より賃借を開始し、2022年夏の稼働に向けて準備を進めていくという。

アスクル 売上構成

BtoB売上高は前年同期比102.7%。メディカル品目で前期からの反動減がある中、ベース成長を継続した。

中期目標では取扱い商品1,800万アイテムを目指し、足元では891万アイテム。6〜8月は半導体供給不足の影響で減速したが、9月以降投入スピードを加速するという。

オリジナル商品は1.2万アイテムを中期目標とし、現在8,800アイテム。医療・介護および製造業の二つを「戦略業種」とし、専門商材を中心に品揃えを拡大する。

個人向け『LOHACO』はPayPayモール店からの売上が半分以上に拡大。本店のシステムをヤフーが提供する基盤へ移行完了し、固定費を削減。来期黒字化に向け、再成長を目指す。