右肩上がりのタイムズカー会員数
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パーク24が14日、2021年10月期3Q決算を発表。5〜7月の売上高は622億円(前年比13.5%増)、営業損失3.4億円と復調が進んだ。
国内駐車場事業は緊急事態宣言の再発令などがあったが概ね計画通りの進捗。アプリ精算の全国展開、フラップレス駐車場の検証物件拡大など、新たな取り組みを進めた。
海外駐車場事業は英国におけるロックダウン7月解除に向け、緩やかに回復。豪州も計画通りとなり、海外売上(5〜7月)は前年比84%増の101億円となった。

向こう5年の成長ドライバーとして位置づけるのがモビリティ事業だ。カーシェアとレンタカーの強みを組み合わせた「タイムズカー」への転換を進める。
足元における回復は限定的だ。タイムズカー営業所は84か所に拡大、車両数は50,059台(前期末比111.6%)に増え、うち35,753台がタイムズカー専用車両となった。
目標とするのはモビリティ車両数10万台、会員数1,000万人。タイムズカー会員は個人・法人ともに増え続け、165万人の大台を超えている。