2021年09月13日 07:00
海外開発拠点が拡大
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ラクスルが9月10日、2021年7月期本決算を発表。売上高は302.6億円(前年比41%増)と急成長を続けている。来期も30%増収(394億円)を計画する。

印刷EC「ラクスル」事業が203億円(前年比24%増)を売り上げ、「ノバセル」が67.2億円(同135%増)。運送マッチング「ハコベル」も29.4億円(同35%増)と拡大した。

ラクスル 売上構成

「ラクスル」累計登録ユーザー数は153.2万人に拡大。ノバセルと合わせた年間購入者数は40.6万人(17%増)、そのうち法人ユーザーは20.8万人(18%増)となった。

ノバセルはオリンピック開催によるTVCM枠の制約がある中、見込みを超過して着地。年間利用者数は167社(28%増)。ノバセルアナリティクス(SaaS)は累計119社が導入(無償利用含む)した。

ハコベルの利用顧客数は5,373社(48%増)に急伸。小規模顧客が増加し、ARPUは53.7万円(11%減)となった。

従業員数は399名に増えたが、際立つのは海外開発拠点(非連結)の拡大だ。直近では42名(前年同期は10名)。ラクスルは昨年、インドとベトナムにおける開発拠点設立を発表している。