米国の後払い（BNPL）決済サービス「Affirm」が勢いを増している。

売上高は前年比71％増の2.6億ドル。GMV（取扱高）は同じく106％増の24.8億ドルに加速した。Pelotonからの購入を除くと、178％もの拡大。

目覚ましいのはネットワークの拡大だ。アクティブ消費者数は710万人（前年比97％増）に増え、アクティブ事業者数は412％も増加し、2.9万件となった。

Affirmは6月、Shopifyとの提携をさらに一歩進める発表を行った。同社の分割払い『Shop Pay Installments』の提供をAffirmが支援することになったのだ。

8月にはAmazonとの（非排他的な）提携も発表。米国でAmazonを利用する消費者は誰でも、50ドル以上の購入についてAffirmによる分割払いが利用できる。

通期でのGMVは前年比50%の拡大（Pelotonを除くと70%増）になると予想しているが、ここにはAmazonとの提携の影響は含まれていない。

直近ではSquareの「Afterpay」買収、PayPalによる「Paidy」買収が立て続けに発表された。BNPL領域が盛り上がる中、巨大プラットフォームとの連携を進めるAffirmの行先に注目が集まる。