2021年09月07日 07:00
1万社超の「キャリアデータ」
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就活サイト『ONE CAREER』などを展開するワンキャリアが9月2日、東証マザーズへの新規上場を承認された。上場は10月7日を予定している。

2013年に(株)トライフで新卒採用支援メディア『ONE CAREER』を開始し、2015年8月に法人化。2017年には有料職業紹介事業の許可を取得している。

就職の意思決定に必要な情報を、まとめて一か所で得られる「キャリアデータプラットフォーム」を構築。具体的には就職活動の体験談やクチコミ、選考対策などの情報を提供している。

ワンキャリア

他の求職者が投稿する体験談などの「キャリアデータ」を見るため、『ONE CAREER』の会員になるという仕組み。独自の「審査部門」を有し、投稿された体験情報の信頼性を審査する。

『ONE CAREER』を利用する求職者は2021年6月末には80万人を突破。新卒採用領域における会員獲得率(2022年卒業予定)は54.5%に拡大している。

企業側は「ワンキャリアクラウド」シリーズとして、会社情報や求人の掲載が行える。2020年には企業の会社説明を一社単独でライブ配信する『ONE CAREER LIVE』も開始。オンライン企業説明会は累計600回を超えた。

株式の想定発行価格は2,040円、上場時発行済株数は5,600,000株で、想定時価総額は114億円となる。