一番「翼をさずけられた」のは?
Strainer
エナジードリンク『Monster Energy』を販売する飲料メーカー、モンスタービバレッジ。
売上高は右肩上がりの拡大を続け、2020年には46億ドルに。営業利益は16億ドルと、収益性も高い。時価総額はなんと516億ドル(≒5.7兆円)もある。
面白いのは、モンスターを生み出した会社がもともと「オールナチュラル」でフレッシュな飲料を販売していたことだ。祖業は1935年創業の「Hansen's」。
現経営陣は家族や友人から資金を集め、上場企業の「箱」を買収。そこから買うべき事業を探して、目星をつけたのが「Hansen Natural」という会社だった。
当然、ナチュラルであることに拘りはない。ヨーロッパで「レッドブル」が流行っているのをみて、自らも「Hansen's Energy」を1997年に発売。しかし同じタイミングで米国に参入したレッドブルには敵わず、泣かず飛ばずに終わる。
それならばと、缶の大きさを「2倍」、砂糖とカフェインをてんこ盛りにしてブランドを作り直したのが「モンスターエナジー」だ。
詳しくは昨日の記事でご紹介した。是非チェックしていただきたい。