色んな意味で快適なシューズ
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シューズブランド「Allbirds」が近くNASDAQへの新規上場を果たす。
創業は2014年。創業者のティム・ブラウンは元プロサッカー選手で、ニュージーランド代表としてW杯でプレーしたこともある。
アスリートとして企業の協賛品を多く受け取っていたが、デザインの学位を持つ彼を満足させるものはなかった。そこに出会ったのがもう一人の創業者、ジョーイ・ズウィリンガー。
ズウィリンガーはサステナブル材料の専門家。表面上は「グリーン」を掲げながら、裏では気にしない顧客の偽善にうんざりしていた。

2016年、Allbirdsを買う理由に「環境への配慮」を挙げる人は7%しかいなかった。それが2020年には50%近くにまで拡大。時代は大きく変化している。
2020年の売上高は2.19億ドル(前年比13%増)と、パンデミックで外出機会が減る中でも増収を実現した。そのうちデジタル販売が1.95億ドルと大半を占めた。
グロスマージンは51%で、2018年と比べ4.5pt改善。リピート客からの売上が53%を占め、年々拡大している。全顧客のうち、リピート購入を行った割合は43%にのぼる。