ディープウェブにも照準
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クラウドセキュリティ企業のCrowdStrikeが拡大を続けている。
31日に発表された5〜7月期決算で、売上高は3.4億ドル(前年比70%増)。ARR(年次ストック収益)は13.4億ドル(70%増)と拡大した。
総顧客数は13,080社(前年比81%増)と力強い。4つ以上のモジュールを導入した顧客数は66%に増えた(前年同期は57%)。

7月に新たなソリューション『Falcon X Recon+』を発表。昨年10月に発表されたモジュール『Falcon X Recon』に、 専門家の知見や経験を組み合わせて提供する。
『Falcon X Recon』はダークウェブ、ディープウェブ上のフォーラム、制限されたWebページ、悪質なアプリからのデータを自動的に監視。悪質な攻撃者は、こうしたリソースのいずれか、あるいは複数を使って収益を上げているという。
サイバー犯罪は「巨大産業」である。推計によると、サイバー犯罪による被害額は2021年に6兆ドルにのぼる見込み。アンダーグラウンドも対策の照準に入れることで、さらなる付加価値の拡大を狙う。