2021年09月02日 07:00
レストランの6%が利用するツール
Shutterstock

飲食店向けツールを提供する「Toast」が、近くニューヨーク証券取引所に上場する。

創業は2011年。2013年よりPOSソリューション、2014年にはオンライン注文などを展開、サービスの幅を広げてきた。2021年6月末時点で利用するレストラン数は4.8万拠点、顧客数は2.9万件にのぼる。

ロイヤリティプログラムやテイクアウトにも対応し、取り扱う注文数は1日に550万件を超える。

Toast

従業員が利用するプラットフォームとしても機能しており、採用管理や給与支払いといったプロセスを一元化。稼いだチップの金額なども記録できる。

直近12か月間の総決済高は380億ドル超。収益の大半は決済ソリューション(Financial technology solutions)によるもので、4〜6月には3.5億ドルの売上をあげた。全体の売上高は4.2億ドルだった。

米国には約86万もの飲食店があり、Toastの利用シェアは6%ほど。先立って上場した競合のOloは2020年末時点で400のブランド、6.4万拠点の飲食店が利用していた。